2005年に neoneo坐 で上映した作品

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《2005年の企画》
短篇調査団(01)『海の巻』 『小川紳介のコスモス(第四弾)』
『山ドキ!東京予備校』Aプログラム 『原一男と70年代』
短篇調査団(02)『猫の巻』 ドキュメンタリー1本勝負!『オトコの青春』
『山ドキ!東京予備校』Bプログラム 短篇調査団(03)『ひなの巻』
『小川紳介のコスモス(第五弾)』 『山ドキ!東京予備校』Cプログラム
短篇調査団(04)『子供の巻』 『山ドキ!東京予備校』Dプログラム
短篇調査団(05)『数学の巻』 『小川紳介のコスモス(第六弾)』
短篇調査団(06)『こうもりの巻』 『科特隊 春のどうぶつ大行進!』
『山ドキ!東京予備校』韓国特集(1) 『山ドキ!東京予備校』韓国特集(2)
短篇調査団(07)『球の巻』 『小川紳介のコスモス(第七弾)』
『熊笹の遺言』上映会 ドキュメンタリー1本勝負!『バリアって何だ?』
短篇調査団(08)『母の巻』 『山ドキ!東京予備校』韓国特集(3)
『山ドキ!東京予備校』韓国特集(4) 『BOX東中野レトロスペクティブ』(1)
『金井勝の微笑う銀河系』 『小川紳介のコスモス(第八弾)』
『タン・カイシン監督特集』 短篇調査団(09)『雨の巻』
韓国アニメーション現代作家9人による
『ショートフィルム上映会』
短篇調査団(10)『路の巻』
『BOX東中野レトロスペクティブ』(2) 『小川紳介のコスモス(第九弾)』
『山ドキ!東京予備校』中国特集(1) 短篇調査団(11)『音楽の巻』
『小川紳介のコスモス(第十弾)』 短篇調査団(12)『うさわの巻』
『山ドキ!東京予備校』中国特集(2) 『科特隊 宇宙 “映画” 大作戦』
短篇調査団(13)『パンの巻』 短篇調査団(14)『翼の巻』
『山崎幹夫特集上映』 短篇調査団(15)『うずの巻』
短篇調査団(16)『血液の巻』 短篇調査団(17)『入門の巻』
『科特隊 秋の昆虫映画採集』 短篇調査団(18)『東京の巻』
『あしがらさん』上映会 『映像作家・瀧健太郎上映会』
『鈴木志郎康監督上映会』 短篇調査団(19)『地震の巻』
『小川プロ訪問記』『帰郷』上映会 短篇調査団(20)『画家の巻』

短篇調査団(01)『海の巻』

『海の法則 Law of Sea』(2005年1月26日(水) 20:00〜)
1975年/7分 製作:カナダ国立映画製作庁

■ すべての生命の源になった海。しかし今や文明による汚染と破壊は海にも及んでいる。沖縄海洋博のために制作されたアニメ。せりふなし。

『もっと大きな海』
1972年/29分/カラー/日本シネセル
演出・脚本:松川 八洲雄/撮影:伊藤 三千雄/
音楽:間宮 芳生/企画:日立製作所

■ 私たちがいざ海を捉えようとする時、あらためて海は大きく果てしなく、私たちが知っていることはあまりにも少ないことに気づく。海の歴史を知り、今後の海洋開発にあたり海を再認識する。

『くじら』
1952年/9分/カラー/千代紙映画社
演出・作画:大藤 信郎

■ 1953年カンヌ映画祭で短編部門第2位入賞。これを観たピカソとコクトーが絶賛したいうエピソードをもつ影絵アニメ。難破船で生き残った4人―3人の男が1人の女の奪い合いを始め、海神の怒りを象徴するくじらにより、男たちは海中へ。人間の身勝手な本性を描く。

『海の生物誌』
1967年/42分/カラー/生物映画研究所
演出・撮影:吉田 六郎

■ 紀州白浜の周辺の海に生息する生物のいろいろ、沖縄のサンゴ礁の群、ポリプとクラゲなどの生態をとらえ記録したもの。変化に富んだ生活をする海の生物の様子が、巧みな色彩技術によって描かれており、自然に対する深い関心を抱かせるすぐれた作品である。



小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事 (第四弾)

『三里塚・第二砦の人々』(2005年1月29日(土) 14:00〜)
『第二砦』1971年 16ミリ 143分 白黒
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:田村正毅

■ 破壊されるバリケード小屋。農婦らは自らを鎖で縛りつけて後退を拒む。地下深く掘られた壕の中、ロウソクの灯の下で抵抗が続く。マンハイム国際映画祭でジョセフ・フォン・スタンバーグ賞受賞の三里塚シリーズの核を示す作品。

『三里塚・岩山に鉄塔が出来た』(2005年1月29日(土) 16:45〜)
『岩山鉄塔』1972年 16ミリ 85分 白黒
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:田村正毅

■ 反対同盟を中心に計画された滑走路使用不能大作戦。滑走路南端にあたる岩山地区にみるみる60メートルの大鉄塔が築かれていく。



山ドキ! 東京予備校 Aプログラム

『一緒の時』“ Wellspring ” (2005年2月4日(金) 20:00〜・2月19日(土) 14:00〜)
『一緒の時』2002年/VIDEO/49分/中国・監督:沙 青(シャー・チン)
YIDFF2003 アジア千波万波 小川紳介賞

「精密でありながら決して冷たくはなく 同情的でもないカメラと、対象との関係が際立つ。また、経済的な貧困の中で障害を持った息子の介護をしている家族の協力や葛藤が率直に描かれていて、共感を覚える」(審査員 キム・ドンウォン)

→→→沙 青(シャー・チン)監督のインタビュー記事
『雑菜記』“ Hard Good Life ” (2005年2月4日(金) 20:50〜・2月19日(土) 14:50〜)
『雑菜記』2003年/VIDEO/43分/台湾・監督:許 慧如(シュウ・ホイルー)
YIDFF2003 アジア千波万波 奨励賞

「初老の男の日常が静かに綴られる。インタビューや説明の為のナレーションは一切ない。今は亡き母の墓参りを終えた瞬間、父が娘に向かって呟くささやかな思いやりの言葉。饒舌すぎないこの世界からにじみ出る優しさを私たちがすくい上げる時、得も知れない熱い想いが胸を衝く」(審査員 河瀬直美)



原一男と70年代

『さようならCP』(2005年2月6日(日) 14:00〜)
『さようならCP』1972年/82分/16ミリ
監督・撮影:原一男 製作:小林佐智子 録音:栗林豊彦

■ CP(脳性麻痺者)の急進的な団体「青い芝」の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男の第一作。障害者だからと言って自ら片隅でこっそりするような生き方は、障害者差別を容認することになると考え、彼らはその不自由な身体を積極的に人前にさらしていく。カメラもまた、障害者=健全者という〈関係の変革〉と言うテーマをどこまでも回ってゆくが…。

『極私的エロス・恋歌1974』(2005年2月6日(日) 15:40〜)
『極私的エロス』1974年/98分/16ミリ
監督・撮影:原一男 製作:小林佐智子 録音:久保田幸雄 音楽:加藤登紀子

■ かつて一緒に暮らした女・武田美由紀を追って沖縄へ行き、彼女が自力出産をするまでを捉えた、原一男の名を一躍知らしめた問題作。「極私」の極地へ到達し、「生きる事の原点を描ききった」「見る者を強烈にとらえて揺さぶりつづける恐ろしい映画」と絶賛された、前人未到のドキュメンタリー。



短篇調査団(02)『猫の巻』

『自然界のつりあい 動物の数は何で決まるか』(2005年2月9日(水) 20:00〜)
1972年/24分/カラー/東映教育映画部
製作:布村 建/演出・脚本・撮影:川崎 龍彦

■ アメリカシロヒトリを材料に、卵の何%が成虫になるかを克明に追跡・観察し、生物社会の巧妙なメカニズムを理解させる。

『つつが虫』
1953年/21分/白黒/三井芸術プロ
演出・脚本:太田 仁吉/撮影:鈴木 喜代治

■ つつが虫は全国から50種類以上発見され、1951年には蚊の卵による飼育に成功し、子虫・若虫・親虫の生態の研究も進んだ。薬剤の開発や土木工事で有毒危険地帯も田畑に変わる。※全巻傷あり

『阿寒湖のまりも』
1954年/15分/白黒/科学映画研究所
演出・脚本:太田 仁吉/監修:西村 真琴/
撮影:関口 敏雄/音楽:伊福部 昭

■ まりもは浮き上がったり沈んだりして成長し、100〜200年生きる。その生態の記録。10月にはアイヌのまりも祭の儀式が古くからの歌と共に行われる。太田仁吉の遺作。※全巻傷多数あり

『猫の散歩』
1962年/30分/白黒/桜映画社/企画:中外製薬
演出:大橋 秀夫/監修:山本 嘉次郎/
脚本:岡野 薫子/撮影:安 承攻

■ 「吾輩は猫である。空地も川もゴミでいっぱい。ネズミが天井で走り回る下で人間様は平気で食事をしている。ハエ、ゴキブリ、ネズミ、ダニ、それに夜になると蚊―人間の家なんて害虫どもの共同アパートみたいなものだ」...野良猫から見た人間と害虫どもの真夏の騒動を風刺的タッチで描き出している。



ドキュメンタリー1本勝負!『オトコの青春』

『コミット?』 (2005年2月12日(土) 14:00〜)
『コミット?』監督:梅山景央(2003年/37分/DV)
2003 Az Contest 規定テーマ部門入選

■ 萌え系サークル「映像技術部」が真夏のコミックマーケットに出展を果たすまでの一週間に密着。社会人から高校生まで、年齢も生活も様々な彼らが「萌え」の一点で意気投合、徹夜の同人誌仕上げ作業に突入!同士的チームワークも鮮やかに「萌え」て「燃え」まくる文科系の青春が炸裂!

『anfang』(2005年2月12日(土) 14:40〜)
『anfang』監督:梅山景央 (2003年/51分/DV)
2003インディーズムービーフェスティバル 入選

■ 東京での生活に区切りをつけ、故郷弘前に帰った男、ヒロミ。彼と彼の周囲を取りまく日常の「薄明かり」を追ったアクション・ドキュメンタリー。地方都市、無目的な暮らし、若い男、そんな条件がそろう地平に「この期に及んで未来がある」というほほえましい絶望とやるせない希望とが交錯する。

『えてがみ』 (2005年2月12日(土) 16:00〜)
『えてがみ』監督:内田伸輝(2002年/DV/95分)
第18回 国民文化祭・やまがた2003 ドキュメンタリー映画フェスティバル 「日本パノラマ」部門 招待上映/他

■ 数々の挫折癖を持ちながら、ひっそりと絵手紙を描き続ける男・鍋山晋一。酒におぼれながらも30を前に一念発起、書き溜めた絵手紙の個展を開く事を決意する。一方で、彼を慕って部屋に転がり込んだ、もう1人の役者志望の男の運命は…。鍋山と、彼を取り巻く不完全な人間達のささやかな成長を描いた、スッパダカの記録。



山ドキ! 東京予備校 Bプログラム

『ショート・ジャーニー』“A Short Journey” (2005年2月18日(金) 20:00〜・2月19日(土) 16:00〜)
『ショート・ジャーニー』2003年/VIDEO/5分/タイ・監督:タノン・サッタルーチャウォン
YIDFF2003 アジア千波万波 特別賞
YIDFF2003 FIPRESCI(国際批評家連盟)特別賞

「非常に短い尺の世界だが、そこから想像される現実の行方を追いかけたくなる衝動に駆られる。対象との関わり方、そこから選びとられた編集・構成のセンスから、この監督の将来を期待してやまない」(河瀬直美+キム・ドンウォン)

『350元の子』“Three-Five People” (2005年2月18日(金) 20:10〜・2月19日(土) 16:10〜)
『350元の子』2001年/VIDEO/85分/中国+アメリカ・監督:李 林(リー・リン)
YIDFF2003 FIPRESCI(国際批評家連盟)賞

「現代の社会問題を浮き彫りにした監督の行動と勇気、そして解決方法を提示する試みに対し授賞する」(審査員 森谷巌+アネット・オールセン・スティーヴン・テオ)



短篇調査団(03)『ひなの巻』

『ひなまつり 日本人のこころ』(2005年2月23日(水) 20:00〜)
1986年/25分/カラー/ヨネプロダクション/企画:資生堂
演出・脚本:杉山 正美/撮影:瀬川 浩・春日 友喜

■ 平安時代から現代を貫く「日本女性の生活に根ざした美意識」をテーマに、庶民のひなまつり、大名のひなまつり、京風のひなまつりなど様々な角度から『ひなまつり』をとらえてみた。

『涅槃―雛―』
1975年/10分/カラー/キングレコード
演出・脚本:実相寺 昭雄/撮影:中堀 正夫

■ 日本独特な芸術である雛人形を通して人間社会の業、祈願、期待を見つめようとした。人形の発生であるひとがた、呪術用具としての雛形が近世の雛人形に変って行く歴史をたどり、精神の形成をみる。

『生活と寸法 モデュラー・コーディネーション』
1962年/24分/カラー/東京シネマ/企画:大成建設
演出:竹内 信次/脚本:吉見 泰/撮影:長谷川 博美

■ 規格品の大量生産は圧倒的な現代の流れ、私たちはその流れに押し流されてばかりはいられない。私たちは求める。現代の新たな秩序と調和、その新しい寸法調整。モデュラー・コーディネーションは狭い敷地の狭い部屋、住まいを越え、道路計画・都市計画にも及ばねばならない。

『帝国ホテル 失われたライトの遺産』
1968年/29分/カラー/グループ現代/企画:帝国ホテルを守る会
演出・脚本:小泉 修吉/撮影:岩永 勝敏

■ アメリカの生んだ天才建築家、フランク・ロイド・ライトの代表作と言われる帝国ホテル旧館は、多くの人々の愛惜の声にも拘わらず取り壊されたが、それは果たして真に価値あるものであったか?ライトとその建築の業績を知る意図によって製作された。



小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事 (第五弾)

『映画作りとむらへの道』(2005年2月27日(日) 13:30〜)
1973年 16ミリ 54分 白黒
製作:小川プロダクション
監督:福田克彦 撮影:川上皓市

■ 「辺田部落」製作時の小川プロの姿を描き出した、彼ら自身の手によるドキュメント。当時助監督だった福田克彦の第1作。長らく封印されていた本作は完成後27年を経て、1999年に初公開された。当時の小川プロを知る幻の作品!

『三里塚・辺田部落』(2005年2月27日(日) 14:40〜)
『辺田部落』1973年 16ミリ 146分 白黒
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:田村正毅

■ “闘い”から“闘いの中の日常へ”へ。固い団結を誇る辺田部落に棲みついたキャメラは農民の声を聞き撮りしてゆく。本作品は山形へ移行する小川プロの分水嶺となった記念すべき傑作。



山ドキ! 東京予備校 Cプログラム

『日蝕』“The Eclipse” (2005年3月4日(金) 20:00〜・3月12日(土)14:00〜)
『日蝕』2000年/VIDEO/15分/イラン・監督:メヘルダード・オスコウイ+イブライム・サイーディ
YIDFF 2001 アジア千波万波 招待作品
『騒音の向こう側』“Life Beyond the Noise” (2005年3月4日(金) 20:15〜・3月12日(土)14:15〜)
『騒音の向こう側』2000年/VIDEO/13分/イラン・監督:アボルファズル・ソルシュメヘル
YIDFF 2001 アジア千波万波 招待作品
『人生のバラード』“The Ballad of Life” (2005年3月4日(金) 20:30〜・3月12日(土)14:30〜)
『人生のバラード』 2002年/VIDEO/14分/イラン・監督:バナー・バルホダー・レザーイ
YIDFF 2003 アジア千波万波
『ハーラの老人』“The Old Man of Hara” (2005年3月4日(金) 20:45〜・3月12日(土)14:45〜)
『ハーラの老人』2001年/VIDEO/30分/イラン・監督:マーヴァシュ・シェイホルエスラーミ
YIDFF2003 アジア千波万波 奨励賞

「単調で寂しげな老人の一日が、見事な撮影で感動的に美しく描かれている。その生活の中に、人生に大切ななすべてのことが盛り込まれているように思う。水などの日常の音が印象的に構成されている」(河瀬直美+キム・ドンウォン)

→→→マーヴァシュ・シェイホルエスラーミ監督のインタビュー記事


短篇調査団(04)『子供の巻』

『ぼくのいる街―写真集「銀座と戦争」より―』(2005年3月9日(水) 20:00〜)
1989/23分/カラー/16mm/平和博物館を創る会 映画委員会
演出:黒木 和雄/台詞:飯島 耕一/撮影:高間 賢治/語り:荻野目 慶子

■ 1945年1月の空襲で死んだ少年が、現在の風景の中に現れ、かつての自宅があった跡、遊び場や小学校、母親とともに命を落とした場所をさまよい歩く。“昭和”という時代を振り返りつつ、戦争の悲惨さを描く。

『チコタン―ぼくのおよめさん―』
1971/12分/カラー/16mm/学習研究社
演出・脚本:岡本 忠成/作詞:蓬莱 泰三/作曲:南 安雄

■ 音楽と映像の一体化をねらって、バラード形式の子どもの歌が展開。仲良しの女の子を交通事故で失ったボクの気持ちをうたいあげ、交通安全の問題を子どもたちの側から追求しようとする。

『あぶない』
1965/14分/カラー/16mm/岩波映画製作所
企画:三菱銀行/演出:佐藤 圭司/脚本:羽田 澄子/撮影:栗田 尚彦

■ 主として幼児を対象に、問題が深刻化している交通禍について、歩行のルールを平易に描く。

『遊び場のない子供たち』
1965/37分/白黒/16mm/桜映画社
演出・撮影:菊池 周/脚本:村山 正実/解説:牟田 悌三

■ 当時、全国200都市の遊び場の実態調査では、14歳以下の子供1人当り座布団1枚の面積しか用意されていなかった。そんなとき子供はどんな方法で遊び続け、大人は子供のために何をしたか。その実態をオムニバス風に綴っている。



山ドキ! 東京予備校 Dプログラム

『ビッグ・ドリアン』“The Big Durian” (2005年3月11日(金) 20:00〜・3月12日(土) 16:00〜)
『ビッグ・ドリアン』2003年/VIDEO/75分/マレーシア・監督:アミール・ムハマド
YIDFF2003 アジア千波万波 特別賞

「一見あまり重要ではなさそうな過去の出来事を題材に、実は深い社会意識がシリアスでない形で描かれている。監督は政治的な問題に無関心で退屈している若い観客へのサービスとして、奇抜な想像力とバラエティに富んだ表現方法を駆使している」(河瀬直美+キム・ドンウォン)

→→→アミール・ムハマド監督のインタビュー記事


短篇調査団(05)『数学の巻』

『数学』(2005年3月23日(水) 20:00〜)
1956/9分/カラー/16mm/提供:カナダ大使館

■ スクリーンは数字で溢れ、お互いに押し合いへし合い、ぶつかり、逃げ回っている…ノーマン・マクラレン製作。

『スクエア・ダンス』
1961/4分/カラー/16mm/提供:カナダ大使館

■ 子供達がすぐに理解し楽しむことができるように、幾何学の図形との楽しい出会いを作る、数学の授業のための映画。

『ゼロの発見』
1963/21分/カラー/16mm/アジア映画社
企画:埼玉銀行/監修:吉田 洋一/演出:富沢 幸男・杉原 せつ
脚本:大沼 鉄郎/作画:久里漫画工房/音楽:松村 禎三/声:河合 坊茶 ほか

■ 昭和14年の初版以来、岩波新書のベストセラーとして読まれてきた吉田洋一著「零の発見」をもとに、著者自身の監修、久里洋二の動画で数字の歴史を映像化。第二回日本産業映画コンクール奨励賞。

『まるい世界の物語』
1977/20分/カラー/16mm/岩波映画製作所
企画:埼玉銀行/演出:山崎 博紹/脚本:坂口 康/撮影:八木 義順

■ 小さな魚の卵から宇宙の構造まで、宗教のシンボルである永遠のしるしから原子像まで、三枚の厚板を組み合わせた初期の車輪から天翔けるロケットまで…その世界を楽しむ。

『でたらめの規則 平均と標準偏差』
1971/35分/カラー/16mm/岩波映画製作所
企画:文部省/演出・脚本:花松 正卜/撮影:中神 賢史

■ 推計学の原理の日常的な応用例として、血液検査で赤血球を調べる仕事を紹介。顕微鏡をのぞくと、赤血球のばらつきが一見でたらめとしかいいようのない状態にありながら、そこにはでたらめについて法則性があり、それを推計できる。



小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事 (第六弾)

『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街(2005年3月27日(日) 13:30〜)
『どっこい!人間節』1975年 16ミリ 121分 白黒
製作:小川プロダクション
撮影:奥村祐治 調査・渉外:湯本希生
構成・編集:小川紳介

■ 寄場に対する偏見を確かめるべく、小川プロの若手は横浜・寿町のドヤに住みながら撮影を敢行。オイルショックの中、個人史に潜む日本の「暗部」を描いていく。

『クリーンセンター訪問記』(2005年3月27日(日) 15:50〜)
『クリーンセンター訪問記』1975年 16ミリ 57分 白黒
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:奥村祐治

■ 山形県へ移り住んだ小川プロから上山市への名刺がわりの1本。新設ゴミ処理場のPR映画の体質をとっているが、煤煙公害をめぐってキャメラは清掃作業員の視座から追及をはじめる。



短篇調査団(06)『こうもりの巻』

『秋吉台の生物―こうもりの生態―』(2005年3月30日(水) 20:00〜)
1972/22分/カラー/ビデオ版/読売映画社
企画:秋芳町・美東町/演出・脚本:落合 朝彦/撮影:玖島 成一

■ 秋吉台には横に泳ぐエビなど、ここにしかいない生物が多く、こうもりも数種類が棲息している。その生態を調べると、こうもりのいろいろな生きるための条件などが判ってくる。

『野うさぎをかぞえる』
1973/30分/カラー/16mm/鹿島映画
企画:文部省/製作:岩佐 氏寿/演出・脚本:秦 康夫/撮影:長岡 隆

■ コンピュータ・シミュレーションを含め、統計数理の応用によって野うさぎの生態とその数をとらえながら解明。自然界のバランスを保つために科学的効果も計る。

『特別天然記念物 ライチョウ』
1967/32分/カラー/16mm/日本シネセル/企画:文化財保護委員会
演出・脚本:下村 兼史・樺島 清一 撮影:伊藤 三千雄・赤松 威善・村瀬 昭夫

■ 生きるための戦いを続けながら立派に種族を保存し、器用に生きているライチョウの生態を、日本アルプスの富士に四季を通じて追いその生活を描く。



『科特隊 春のどうぶつ大行進!』

『こんこん鳥物語』(2005年4月3日(日) 13:00〜・16:30〜)
『こんこん鳥物語』1949年 東宝教育映画 29分 白黒 [ビデオ上映]
製作:湯原甫 監督・脚本:下村兼史 撮影:村上喜久男
録音:空閑昌敏 音楽:柴田南雄

■ 産んでも産んでも卵を奪われてしまう悲運の鳥、タマシギ(こんこん鳥)。児童劇映画の形式を借りたやさしい語り口の中にも粘り強い観察ぶりがうかがえる、“野鳥映画”の第一人者・下村兼史の叙情あふれる作品。果たして助演賞は少年か?ヘビか?実はシオマネキか?

『もんしろちょう 行動の実験的観察(2005年4月3日(日) 13:30〜・17:00〜)
『もんしろちょう』1968年 岩波映画製作所 27分 カラー [16mm上映]
指導:日高敏隆、小原嘉明 演出・脚本:羽田澄子
製作・脚本:牧衷 撮影:関晴夫、根岸栄、岡田久
録音:岡本光司 音楽:三木稔 解説:黒沢良

■ チョウのオスはどうやってメスを見分ける? どうして菜の花畑に集まる? 動物行動学の考えを取り入れた羽田澄子監督のカラフルな秀作で、四角い「造花」を並べた実験装置もおしゃれ&クール! しかし実際には、スタッフのエネルギーのほとんどは青虫の飼育に費やされたという。

『オランウータンの知恵』(2005年4月3日(日) 14:00〜・17:30〜)
『オランウータンの知恵』1960年 日本映画新社 39分 白黒 [ビデオ上映]
演出:藤原智子、山口淳子 撮影:白井茂、坂崎武彦
録音:木村勝巳 解説:望月衛ほか

■ 開園まもない多摩動物公園にやってきたオランウータンのジプシーさん。彼女を待っていたのはニンゲンたちの意地悪な心理実験であった…。いまも最前線で活躍中の藤原智子監督によるユーモラスなデビュー作。途中、心理学者・望月センセイの痛快なナレーションがあなたを襲う!



『山ドキ!東京予備校』韓国特集(1)

『家族プロジェクト:父の家』“Family Project : House of a Father”
(2005年4月15日(金) 20:00〜・4月22日(金) 18:00〜・4月23日(土) 16:00〜・4月29日(金) 14:00〜)
『家族プロジェクト』韓国/2002年/ビデオ/52分 監督:チョ・ユンギョン

■ IMF不況で失業した父は男らしさに固執し、母は自己犠牲の人生を悔いた。
娘が家父長制の現代を見つめる「家族プロジェクト:父の家」。

『それから』“And Thereafter”
(2005年4月15日(金) 21:00〜・4月22日(金) 19:00〜・4月23日(土) 17:00〜・4月29日(金) 15:00〜)
『それから』韓国/2003年/ビデオ/55分 監督:イ・ホソプ

■ 朝鮮戦争後に米兵と結婚しアメリカに渡った韓国人老婆と一家。
2003年のヤマガタで監督と観客の激論が話題になった「それから」。

→→→イ・ホソプ監督のインタビュー記事

『山ドキ!東京予備校』韓国特集(2)

『塵に埋もれて』“Dust Buries Sabuk”
(2005年4月15日(金) 18:00〜・4月22日(金) 20:00〜・4月23日(土) 14:00〜・4月29日(金) 16:00〜)
『塵に埋もれて』韓国/2002/ビデオ/83分 監督:イ・ミヨン

■ 軍事政権下の1980年に起きた鉱山労働者たちの蜂起。当時5歳だった監督にとって、それはどういうことなのか。撮らせてもらう被写体の台所で撮影スタッフが炊事をしている映像が?!「それは韓国では普通のことですよ。」とイ・ミヨン監督。



短篇調査団(07)『球の巻』

『ガソリン』(2005年4月20日(水) 20:00〜)
1962/21分/カラー/16mm/東京シネマ/企画:丸善石油
演出:竹内 信次/脚本:吉見 泰/撮影監督:小林 米作
撮影:長谷川 博美/音楽:黛 敏郎/解説:城 達也

■ 現代はより速いスピードとより高い馬力を求めています。ガソリンは、エンジンの心臓部で爆発的な炎となって燃え続け、現代の要求に応えます。ガソリンはどんな性能を要求され、現代の科学技術はそれにどう応えているか、この映画は現代のガソリンを力強く描いています。

『水銀』
1974/25分/16mm/カラー/岩波映画製作所
企画:科学技術庁/演出・脚本:堀越 慧/撮影:浦島 竜夫

■ 水銀は危険だが重宝な物質でもある。だから利用法が問題になる。水銀と人間の永いかかわり合いを科学的視点から見つめ、水銀の本質を考えていく。

『洗たくの科学―よごれ落ちのしくみ―』
1976/11分/カラー/16mm/東京文映+シブイ・フィルムス
企画:花王/演出・脚本:米内義人/撮影:豊岡 定夫・松本 俊世

■ 汚れは “なぜ” “どのようにして” 落ちるのか。衣料の汚れに働く洗剤や洗濯機の作用を、顕微鏡や高速度撮影によって興味深く解き明かし、日常的な家事、洗たくの複雑さと美しさを描く。

『球』
1975/28分/カラー/16mm/東邦シネ・プロダクション
企画:天辻鋼球製作所/演出・撮影:市川 雅啓/脚本:鮫島 亀祿

■ 近代産業の中で重要な役目を果たしている球。より精度の高い球を追い求める技術者たちの努力、研究を通して「球」を見つめていく。



小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事 (第七弾)

『三里塚・五月の空 里のかよい路』(2005年4月24日(日) 13:30〜)
『三里塚・五月の空』1977年 16ミリ カラー 81分
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:田村正毅

■ 三里塚へ4年ぶりに“里帰り”した小川プロは、依然つづく空港反対闘争とともに農地を荒らす自然現象にもキャメラを向ける。鉄塔は倒され、五月の大地に“赤風”が吹き過ぎる。

『牧野物語・養蚕編』(2005年4月24日(日) 15:00〜)
『牧野物語・養蚕編』1977年 同録8ミリを16ミリにブローアップ カラー 112分
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:原 正

■ 養蚕は村の女の仕事だった。小川プロも木村サトさんの指導で始めることになった。蚕の成長と労働の記録を通して村の女の生活が浮き彫りにされていく。同録8ミリを16ミリにブローアップ。



『熊笹の遺言』上映会

『熊笹の遺言』(2005年4月27日(水) 19:00〜)
『熊笹の遺言』(2003/日本映画学校/ビデオ/60分)

■ 群馬県草津市にある国立ハンセン病療養所栗生楽泉園。ここでは平均年齢74歳を超えた250人以上の元患者が暮らしている。作品はここで暮らす3人の元患者の日常とその過去を映し出していく。人権侵害に対する国家賠償請求訴訟に勝利してから1年、長い間、国による強制的な隔離生活を余儀なくされた彼らは、残り少ない人生を、どのように社会と向き合っていくのか…



ドキュメンタリー1本勝負!『バリアって何だ?』

『かけがえの前進』(2005年5月8日(日) 14:00〜)
『かけがえの前進』企画・演出:長岡野亜(2002/DV/43分/CINEMA塾)

■ 精神病者・江端一起(40)は、「医療観察法案」反対を叫び、爆竹と拡声器を使って激しいデモンストレーションを繰り返す。心身喪失の精神病者が危険で無いとなぜ言える? もっと精神病者は怖いと言え! と。そこには入院や暴力事件を繰り返した、彼の痛切な経験が裏打ちされていた。対照的に、江端の普段の日常生活は実に穏やか。あなたは、精神障がい者と一緒に暮らせますか?

『Citylights』(2005年5月8日(日) 15:20〜)
『Citylights』監督:服部智行 撮影:中原想吉(2003/DV/100分/映画美学校)

■ 視覚障がい者と一緒に映画を楽しむボランティア団体「Citylights」に密着。目の見えない人達も、FMラジオ送信機を使った音声ガイドを作ることで、映画の鑑賞が可能になる。しかしガイドは、両者で緻密に映像を分析し、シナリオを徹底的に読み込んで作るので、1つのシーンの描写を巡って大ゲンカになる事も…。さらにカメラは彼ら1人1人の言葉を丹念に聞き出していく。光を失った彼らは、映画を、世界を、どのように見ているのか?



短篇調査団(08)『母の巻』

『百人の陽気な女房たち』(2005年5月11日(水) 20:00〜)
1955年/30分/白黒/16mm/製作:桜映画社
企画:全国地域婦人団体連絡協議会/演出・脚本:青山通春/
撮影:牛山邦一/音楽:渋谷 修/出演:戸田春子ほか

■ 当時の環境衛生の大きなテーマであった蚊とハエの駆除をテーマとした連作の都市篇。都会の片隅にみられる裏町で、近所の子供が疫痢になった。きれい好きなおばさんは、なんとかしてこの町をハエも蚊もいないところにしたいと思うが、市役所に頼むと予算がないと断られたりして…。

『勉強を見つめる母親』
1961年/22分/白黒/16mm/製作:東映教育映画部
演出:津田不二夫/脚本:酒井 修・望月 衛/撮影:村山和雄

■ 受験期の子を持つ母親は、家庭での良き指導者としてどうあるべきだろうか。

『子うさぎものがたり』
1954年/16分/白黒/16mm/製作:日動映画
演出・原画:森 康二/脚本:薮下泰司/音楽:坂本良隆/解説:加藤幸子

■ 森に住む母兎が二匹の子兎をしつけている。兄兎はよく教えを守るが、弟兎はヤンチャで言うことを聞かない。悪い狐がすきあらばと子兎を狙う…東映動画創立スタッフによるフル・アニメーション。

『ふるさとに生きる母たち』
1975年/31分/カラー/16mm/製作:桜映画社
企画:貯蓄増強中央委員会/演出・脚本:金子精吾/撮影:江連高元/
音楽:広瀬量平/解説:久米 明

■ 冬は老人と子供を残して全村出稼ぎに出かけていた秋田県の山村の母たちが、子供と暮らす決意をし、共同で肉牛を飼う「母親牧場」を設立するという、厳しい道を歩みはじめた記録。出稼ぎは手っ取り早い金銭獲得法ではあったが子供たちにも地域社会にも荒廃をもたらした。再び地域社会の再建に乗り出した人々の歩みは、単に山村の問題ではなく、高度経済成長の波に押し流された日本の社会に生きる人々の生活に大きな問題を投げかけている。



『山ドキ!東京予備校』韓国特集(3)

『エディット』“Edit”
(2005年5月12日(木) 20:00〜・5月21日(土) 14:00〜・6月4日(土) 13:00〜・6月11日(土) 16:00〜)
『エディット』韓国+アメリカ/2003年/ビデオ/100分 監督:イ・チャンジェ

■ KBSの局内検閲を受け、納得いかない形で放送されたドキュメンタリー。社を辞めたディレクターは後悔に苛まれる。戦犯法廷とNHKの事件が大きな顛末となった今こそ改めて見て考えたい。



『山ドキ!東京予備校』韓国特集(4)

『ジーナのビデオ日記』“Gina Kim's Video Diary”
(2005年5月12日(木) 17:00〜・5月27日(金) 19:00〜・6月4日(土) 15:00〜・6月11日(土) 13:00〜)
『ジーナのビデオ日記』韓国+アメリカ/2002年/ビデオ/152分 監督:キム・ジナ

■ 米国に渡った22歳の韓国女性が、過食症やコンプレックスに悩みながら自分の姿を執拗にカメラに収める。差し込む夕日、深夜のランプなど美しい光と繊細な映像。孤独な彼女に誰もが魅せられてしまう。

→→→キム・ジナ監督のインタビュー記事


『BOX東中野レトロスペクティブ』(1)』

『大阪ストーリー』(2005年5月22日(日) 14:00〜)
1994年 イギリス カラー 73分
監督・製作・編集・録音:中田統一

■ 父はナニワで金融業を営む在日コリアン。母は父のパチンコ店を手伝い苦労を重ねてきた。しかし父には韓国にもうひとつの家族が・・・息子の視線から在日家族を描いた秀作。国際学生映画祭でグランプリ受賞、坂本龍一氏に絶賛を浴びた。

『青chong』(2005年5月22日(日) 15:30〜)
1999年 カラー 54分
脚本・監督:李相日 製作:日本映画学校

■ 映画『69〜sixtynine』で一躍有名になった李相日(リ・サンイル)監督の劇場デビュー作。横浜の朝鮮高校野球部を舞台にした恋とケンカと友情の痛快青春グラフティ。第22回ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを含む4賞を獲得した。

『あんにょんキムチ』(2005年5月22日(日) 16:40〜)
1999年 52分
監督:松江哲明

■ 映画学校に通う在日3世・松江哲明の祖父の最期の言葉は「哲明バカヤロー!」だった。
それから祖父と韓国のことを猛然と調べ始め・・・。孫の視点から在日家族の歴史と現在を描く笑いと涙の物語。山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波・特別賞受賞、韓国の映画祭でも上映され話題になる。



『金井勝の微笑う銀河系』

『無人列島』(2005年5月28日(土) 14:00〜)
『無人列島』(1969年/56分/DVD上映)
ニヨン国際映画祭グランプリ(1970年)
出演:串田和美・河西郁子・ゼロ次元 ほか

■ 少年時代からの体験や妄想と、日本の(将来を含めた)戦後史とを、瘤だらけの縄のように編んだ映画―これは悪夢か、はたまた現実か? 日出国が走る!

『GOOD-BYE』(2005年5月28日(土) 15:10〜)
『GOOD-BYE』(1971年/52分/DVD上映)
出演:松井康子・むささび童子・金井勝 ほか

■ 日本人の血の流れを求めて、戒厳令下の韓国ロケ決行! それまでにない鮮烈なドラマが緊張感の中におかしみを滲み出させて、貴方のハートを撃つ!

『王 国』(2005年5月28日(土) 16:15〜)
『GOOD-BYE』(1973年/83分/DVD上映)
出演:むささび童子・大和屋竺・城之内元晴 ほか

■ 全てをからめとってしまう「時間の神」に超然と立ち向かう若き詩人・五九勝丸―その冒険の旅は八王子からガラパゴスへ、そして中天へと駆けのぼる…とてつもなくキッチュな「新しい神話」。



小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事 (第八弾)

『ニッポン国古屋敷村』≪前編≫(2005年5月29日(日) 13:30〜)
『ニッポン国古屋敷村』≪前編≫1982年 16ミリ カラー 210分
製作:小川プロダクション 監督:小川紳介 撮影:田村正毅

■ 「冷害は何故起こるのか?」風土へのこだわりは遂に凶作の原因を探っていく。東北の寒村に展開する稲・冷気・土のサスペンスフルな世界。小川プロは前人未到の分野に踏み込んでいく。

『ニッポン国古屋敷村』≪後編≫(2005年5月29日(日) 15:20〜)
『ニッポン国古屋敷村』≪後編≫1982年 16ミリ カラー 210分
製作:小川プロダクション 監督:小川紳介 撮影:田村正毅

■ 村の古老たちの自分史。そこには「ニッポン国」のフシギな姿が浮上する。日本民衆の近代の意味をさぐり、記録にとどまらない生の賛歌。第34回ベルリン映画祭国際批評家連盟賞受賞作。



山ドキ! 東京予備校 番外編 タン・カイシン監督特集

『30年目(仮題)』(2005年5月30日(月) 19:00〜)
Program1(2005年/タン・カイシン/17分/日本語)

■ 1975年4月24日―2005年4月24日(日曜日)。30歳になった映像コラージュ。

『弁明』(2005年5月30日(月) 19:20〜)
(2005年/タイ・カイシン/38分/日本語)

■ 言葉/謝ること/認められること/レトリック/否定/確認/春/2005年/

『塩素中毒』(2005年5月30日(月) 20:30〜)
塩素中毒(2000年/タン・カイシン 音楽:フィリップ・タン/45分/英語(日本語字幕))
世界20箇所以上で上映された。

■ 毎日1キロ泳がないと気がすまないというマルチ・アーティストによる、10章に渡るユーモラスな映像エッセイ。言葉遊びをふんだんに盛り込んだ早口のナレーションと、矢継ぎ早にたたみかける映像が洪水のように押し寄せてくる。これを体験するのは、シンガポールという特異な街の現在を頭から一気に浴びることのようであり、またその余韻はプールの温水に入っていた塩素が少しずつ身体を蝕んでいく危険な快楽にも似ている。

【監督のことば】
本作は10本のオルタナティブ・ノンフィクション実験映画を集約した題名である。それぞれが完結し、独立した短編としても観ることができ、またそれぞれがつながりあった10章からなるエッセイというように捉えることもできる。より広い意味体系も思索することで、願わくば断片そのものよりも大きな結果が生み出されることを!“身長157cmだけど毎日平泳ぎ10X102m”のテーマは本質的には異なる視覚と聴覚情報の層をつなぐ。この“退行中作品”は“いくつかの深刻な問題”に自己を反映しながら声を大にして問う。
ここで浮遊したり、漂ったりしているのは(今ある)生と死、でその後は?:意味:不=存在:時間:地理:言語:芸術の為の芸術と議論の為の芸術:化学調味料と有害うまみ増幅剤:芽胞に優しく運動:と〜っても偉大なシンガポール・セール(どっち?):不安:机上の空論批判:飽かない状態:デジタルテクノロジー:低解像度:キャンプと鉄の膝:自己破壊の為のシナリオ書き:強迫観念、あこがれ、否=属すこと:非=幻想主義:反復、飽和、過剰:自己満足と矛盾:蒸発:冷酷に講議堂を支配する公務員であること、頭を滅茶苦茶にする芸術、オナニーとぐらぐら感:ピンぼけ、近視、あるいは単なるシンガポール人的ぼけ:結末の拒否、なぜ泳ぐか、でもいいんじゃない?なぜアートを作るか、でもいいんじゃない?についての問いである。批判、侮辱、賞賛などはぜひ まで。(山形国際ドキュメンタリー映画祭Official Siteより)

「島伝いに移動しながら 2002―2005日本」より
『イメージ・ミュージック・テキストの交差』というテーマのセレクション
(2005年5月30日(月) 21:15〜)
島伝いに移動しながら(2005年/タン・カイシン/22分)
B1)「しぬほど」 音楽:クリストフ・シャルル
B2)「無人島」 音楽:フィリップ・タン
B3)「訓練」 音楽:クリストフ・シャルル

■ 現実を(動)画、音(楽)、言葉の対照/対立で表現。

『SPRING. BEAUTY. LOVE』「春・美・愛」の「春」(2005年5月30日(月) 21:40〜)
SPRING. BEAUTY. LOVE(2001年/洪玉春・タン・カイシン/40分/中国語・福健語(英語字幕))

■ 距離/感情/口頭歴史/「歴史」/過去/現在/思い出/ノスタルジア/演技/個人/社会/主観/客観/きりのない話/2001年シンガポール/2005年日本/再検討
2002年 Earl Lu Gallery(シンガポール)、2004年ギャラリーサージ(東京)で発表。

「島伝いに移動しながら〜あき編〜2004年」より『8月15日』(2005年5月30日(月) 22:20〜)
あき編(2004年/40分/日本語)

■ 8月15日のやすくに神社。2004年ギャラリーサージ(東京)で発表。



短篇調査団(09)『雨の巻』

『日本の気象 ―理科映画大系―』(2005年6月8日(水) 20:00〜)
1956年/18分/白黒/16mm
製作:日本視覚教材/演出・脚本:岡本昌雄/撮影:鈴木喜代治/作画:村田安司

■ 日本の気象―四季の天気―の原因と特徴を模型図で解説し、日本独特の気象全般を平易に説く。

『雨に考える』
1966年/22分/カラー/16mm
製作:東邦シネ・プロダクション/企画:アイデアル丸定商事/
プロデューサー:鮫島亀禄/演出・脚本:樋口源一郎/撮影:香西豊太

■ 雨が降れば傘がいる。目下全盛を誇る折畳洋傘、その改良に生涯をかけた一人の男の姿を通して新しいものを考えていくアイデアの尊さを訴える。

『ぬれる』
1968年/29分/カラー/16mm
製作:岩波映画製作所/企画:科学技術庁/
演出:片野 満/プロデューサー・脚本:牧 衷/撮影:関 晴夫

■ 私達の身辺には「濡れ」に関連する現象がたくさんあり、この現象に悩まされたり、そのおかげを蒙っている。濡れの現象とはどういうものかを分かりやすく描いた。

『集中豪雨』
1969年/28分/カラー/16mm
製作:日本技術映画社/企画:科学技術庁/
プロデューサー:岩佐氏寿/演出・脚本:桑野 茂/撮影:大野 洋

■ 集中豪雨のもたらす被害は大きく、特に最近の都市化現象の中では人命に大きな被害を与える。この映画は、集中豪雨はどうしておこるのかを、各種の実験を足がかりにそのナゾをときあかしていく。



韓国アニメーション現代作家9人による『ショートフィルム上映会』

『沈黙の叫び ―日本軍「慰安婦」出身ハルモニの声―』(2005年6月10日(金) 19:30〜)
(監督:アン・ヘリョン キン・ジョミン パク・ヨンイム/14分25秒/2003年)
『われらの骸骨さん』
(監督:イ・ジェホ/2分/2003年)
『巣』
(監督:チェ・スイン/8分12秒/2004年)
『陥穽』
(監督:キム・ホシク/2分/2003年)
『オンマの風景画』
(監督:チェ・スイン/4分26秒/2003年)
『角のない丘』
(監督:オ・チニ/3分22秒/2003年)
『アリと銃』
(監督:イ・テグ/2分/2003年)
『Alarm』
(監督:イ・テヨン/1分30秒/2003年)
『天の木』
(監督:チョン・スンイル/16分25秒/2003年)
『ヘブン』
(監督:オ・チニ/5分40秒/2004年)


短篇調査団(10)『路の巻』

『私は高速道路』(2005年6月22日(水) 20:00〜)
1963年/21分/カラー/16mm
製作:岩波映画製作所/企画:日本道路公団・高速道路調査会/
プロデューサー:坊野貞男/演出・脚本:藤久真彦/撮影:竹内 亮

■ 普通道路から高速道路への入り方・出方、通行区分の意味、急ブレーキの扱い方、追越しの仕方など、ハイウェイの各種のマナーをリズミカルな画面で説明する。

『君にとって車とは』
1971年/21分/カラー/16mm
製作:日本リクルートセンター/企画:日産自動車/
プロデューサー:渋谷幹雄/演出:間宮則夫/脚本:松尾一郎/撮影:青木利夫

■ 自動車の製造過程と、そこに働く若者の姿を追いながら、自動車ショーに集った人達に、あなたにとって車とは?の問いかけを行なっていく。

『海を渡るコンテナ』
1969年/21分/カラー/16mm
製作:日本シネセル/企画:商船三井/
プロデューサー:静永純一/演出:吉田 功/脚本:菅家陳彦/撮影:山本 駿

■ 陸と海を結ぶコンテナ。一貫輸送の合理性をひろく内外の顧客にアピールし、その利用の促進に役立てようとするものです。

『雪の行路 急行「ニセコ」C62重連』
1971年/22分/カラー/16mm
製作:鉄道ジャーナル/演出・脚本:竹島紀元/撮影:杉山昭親

■ 冬の北海道、函館本線をかつて東海道本線で特急「つばめ」をひいて活躍したC62形機関車が最後の務めに2台重連で急行列車ニセコを引く。ローカル急行の先頭に立って、吹雪の中を5つの峠にいどむ、小樽から長万部まで140km、その厳しい行路を地上と機関車上と空中からカメラと音で追跡する。



『BOX東中野レトロスペクティブ』(2)』

『放送禁止歌』(2005年6月25日(土) 14:00〜)
1999年 カラー 50分
監督・撮影・編集:森達也

■ 岡林信康、高田渡、なぎら健壱、山平和彦・・・。かつてシンガーソングライターが花形だった時代、数々のプロテストソングが“放送禁止歌”のらく印を押され、闇に葬られた。誰が禁止したのか?『A』『A2』でおなじみの森達也がメディア界のタブーに迫った傑作!
※2001年12月12日よりロードショー公開

『アフガン 戦場の旅』(2005年6月25日(土) 15:00〜)
2002年 カラー 70分
監督・撮影:吉岡逸夫

■ 2001年11月3日、同時多発テロ事件に対する米国のアフガン報復攻撃の取材に出た新聞記者・吉岡逸夫は、記者たちに問い掛け続けた。「ジャーナリストはなぜ戦場に行くのか」。映像によって「報道の舞台裏」を描いた私的メディア論。
※2002年5月18日よりロードショー公開

『白〜THE WHITE〜』(2005年6月25日(土) 16:30〜)
1999年 カラー 118分
監督・撮影・出演:平野勝之 制作:安岡卓治

■ 厳冬の北海道最北端・礼文島スコトン岬を目指し、自転車でたったひとり2,000kmの旅に出る。無謀なこの旅は、冒険なのか? AV界の鬼才平野勝之のドキュメント・ロード・ムービーの最高峰。
※1999年12月18日よりロードショー公開



小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事 (第九弾)

『牧野物語・峠』(2005年6月26日(日) 13:30〜)
『峠』1977年 白黒 16ミリ 43分
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:奥村祐治

■ 山形在住の詩人・真壁仁の詩碑が蔵王に建った。刻まれた詩は「峠」。長廻しのインタビューを通して詩人の昭和史が語られてゆく。小川紳介の真壁仁に対する親愛が伝わってくるような、心温まる小品。

『京都鬼市場・千年シアター』(2005年6月26日(日) 14:20〜)
『千年シアター』1987年 16ミリ カラー 18分
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:牧逸郎

■ 87年夏。土、藁(わら)、葦、丸太で出来た『1000年刻みの日時計』専用の映画館が京都に出現。この劇場を建設し、命を吹き込んだ若者たちを小川紳介が関西のスタッフとともに描く。

『映画の都 山形国際ドキュメンタリー映画祭 '89(2005年6月26日(日) 14:50〜)
『映画の都』1991年 16ミリ カラー 93分
製作:小川プロダクション 企画:山形市
監督:飯塚俊男 撮影:大津幸四郎 構成・編集:小川紳介

■ 1989年秋、第1回山形国際ドキュメンタリー映画祭に世界各地の映画人が集まった。映画祭の顔として駆け回る小川紳介。一方アジアの作家たちはタヒミック起草の「映画宣言」を採択して意気あがる。



『山ドキ!東京予備校』中国特集(1)

『この冬』“This Winter”
(2005年7月1日(金) 20:00〜・7月8日(金) 18:00〜・7月16日(土) 15:00〜・7月22日(金) 18:00〜)
『この冬』中国/2001年/中国語/カラー/ビデオ/90分
監督:仲華(チョン・ホァ)
YIDFF2001 アジア千波万波出品

■ 夢を実現させるため北京に行きたくて、武装警察に入隊した少年たち。やがて、仲間と共に過ごした守られた世界から卒業していく。自分の分身でもある後輩たちにカメラを向けた仲華のナイーブな感受性が涙を誘う。

『I Love (080)』
(2005年7月1日(金) 18:00〜・7月8日(金) 20:00〜・7月16日(土) 13:00〜・7月22日(金) 20:00)
『I Love (080)』台湾/1999年/中国語/カラー/ビデオ/58分
監督:楊力州(ヤン・リージョウ)
YIDFF'99 アジア千波万波 NETPAC特別賞受賞

■ 台湾全ての男性に課せられる兵役義務。除隊したら、オーストラリアの美術大学に行こうと夢見る若者がひとり、軍隊組織のなかの腐敗、言葉の暴力、上司の偽善に徐々に精神的につぶされていく。カメラの加害性も突きつけられる、胸のつぶれるような映画体験。

『ハイウェイで泳ぐ』“Swimming on the Highway”
(2005年7月1日(金) 19:00〜・7月8日(金) 21:00〜・7月16日(土) 14:00〜・7月22日(金) 21:00)
台湾/1998年/中国語/カラー/ビデオ/49分
監督:呉耀東(ウー・ヤオドン)
YIDFF'99 アジア千波万波 小川紳介賞受賞

■ 30歳の男性、不安を抱えている。26歳の友人、カメラを持っている。HIVに感染しながら生きていく男の生きざまを撮影しながら展開する二人の関係。それは戯れであり、戦いだった。山形映画祭'99の小川紳介賞受賞作。



短篇調査団(11)『音楽の巻』

『たのしいリズム』(2005年7月13日(水) 20:00〜)
1971年/17分/カラー/16mm
製作:学習研究社/プロデューサー:原 正次/
演出・脚本:小野 豪/撮影:学研撮影班

■ 子どもの遊びの中にリズムがあることを意識させ、2拍子、3拍子の違いや拍子の流れ、リズムフレーズをつかませる。リズムを工夫して創作し、それを演奏してみることによってリズムと音楽の関係をやさしく解いてみせる。

『流れ』原題:The Cruise
1964年/8分/カラー/16mm
製作:カナダ国立映画制作庁/提供:カナダ大使館

■ ジューク・ボックスが主役。あらゆるものが音楽と共に動くアニメーション。

『音をみる』
1996年/10分/カラー/16mm
製作:東京シネ・ビデオ/プロデューサー:横川元彦/
演出・脚本:山口豊寧/撮影:川尾俊昭・須原秀晃

■ 音は情報伝達や音楽など生活の中でいろいろに利用されるが、音は目に見えないので音の発生や伝わり方については理解しにくい。音の発生と伝達について、高速度撮影、マルチストロボ、アニメ、CGを利用して視覚化している。

『ケンちゃんたちの音楽修行』
1965年/55分/白黒/16mm
製作:岩波映画製作所/企画:日本楽器製造/プロデューサー:伊坂達孝/
演出・脚本:時枝俊江/脚本:秋浜悟史/撮影:栗田尚彦

■ ある幼児音楽教室での集団レッスンの実際を6カ月記録。特に4歳児をリズム発動期としてとらえ、音楽を体ごと呑み込んでいこうとする子供たちの自発性と反射性の進展をとりあげる。5月のある日、ケンちゃんたちの音楽教室は、なわとびとピアノを力いっぱいたたくことから始まった。身体発達と音楽への導入とを一致させる遊びである…。



小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事 (第十弾)

『1000年刻みの日時計』≪前編≫(2005年7月24日(日) 13:30〜)
『1000年刻みの日時計』≪前編≫1986年 16ミリ カラー 222分
製作:小川プロダクション 監督:小川紳介 音楽:富樫雅彦 撮影:田村正毅

■ 小川紳介と小川プロの13年にわたる山形県牧野村生活の集大成。稲のなかに宇宙が広がる。「これは、もはやドキュメンタリーという必要はなく“映画”なんだ。ぼくらの中に13年間のドキュメントがあるから身体の中でドキュメントしたものを映画にしたんだ。」(小川紳介)

『1000年刻みの日時計』≪後編≫(2005年7月24日(日) 15:30〜)
『1000年刻みの日時計』≪後編≫1986年 16ミリ カラー 222分
製作:小川プロダクション 監督:小川紳介 音楽:富樫雅彦 撮影:田村正毅

■ 古層を現前させ、ドキュメンタリーとフィクションはボーダーレスとなる。何世代にもわたって牧野村で伝えられてきた口承の伝統、舞踏、そして劇映画の形をとって再現された一揆から、歴史のリアリティを確認する。そして村人総出演の大団円。



短篇調査団(12)『うわさの巻』

『コトバと態度』(2005年7月27日(水) 20:00〜)
1956年/20分/白黒/16mm
製作:三木映画社/プロデューサー・撮影:三木 茂/演出・脚本:丸山章治

■ コトバと態度が日常生活にどんなに大切であるかを具体的に注意したときと、不注意のときの結果を例にして説明したもの。『戦ふ兵隊』(1939)で知られるカメラマン・三木茂(1905〜1978)が終戦直後に創立した三木映画社の作品。

『エチケット―これからの礼儀作法―』
1959年/20分/白黒/16mm
製作:三木映画社/プロデューサー・演出・撮影:三木 茂/脚本:秋元 憲

■ 個々の場合における具体的なエチケットのあらわし方を説明しながら、“エチケット”の本体を随筆風に描いた。

『うわさはひろがる』
1959年/21分/白黒/16mm
製作:第一映画社/プロデューサー:堀田幸一/
演出・脚本:岩堀喜久男/撮影:岡田三八雄

■ うわさの特徴はすべてこれ推測、また聞きの話です。事実がぼやけるとどうしても勝手な解釈が生まれ、ゆがんだものになりがちです。うわさはどう拡がっていくか、これを銀座の真ん中で実験的に捉えてみました。

『群集の行動を考える』
1985年/28分/カラー/16mm
製作:学習研究社/プロデューサー:古岡 滉/
演出・脚本:新井慎一/撮影:川上皓市・篠田 昇

■ 群集の行動に粒状の流れの原理を応用し、群集の力学と心理を科学的に解析する。また、群集事故を未然に防止するために、ロープ規制、ボディアクション、誘導などによる群集の分割・整理の重要性と、群集の中の個人の心構えを説く。



『山ドキ!東京予備校』中国特集(2)

『狩りに出る2人』“Two Guys Go Hunting”
(2005年7月29日(金) 18:00〜・8月5日(金) 20:00〜・8月20日(土) 14:00〜・8月26日(金) 18:00〜)
『狩りに出る2人』台湾/1998年/台湾語・北京語/カラー/ビデオ/49分
監督:陳硯儀(クリストファー・チェン)

■ ドキュメンタリーのフリをしたバラエティー番組? 友情のはかなさを憂う哲学的考察? よくわからないが、詐欺師もどきの2人の男とその共犯者(監督兼カメラマン)が出くわす、思いがけない事実の展開には唖然としちゃう。不倫がバレた瞬間、本当に警報が鳴るんだから驚いた。

『美麗少年』“Boys for Beauty”
(2005年7月29日(金) 18:50〜・8月5日(金) 20:50〜・8月20日(土) 14:50〜・8月26日(金) 18:50〜)
台湾/1998年/台湾語/カラー/ビデオ/63分
監督:陳俊志(ミッキー・チェン)
YIDFF'99 アジア千波万波出品

■ 10代のゲイの少年たちと家族の関係を率直に描いた、3話にわたるオムニバス映画。米国留学を前に恋人と別れる決心をした小羽。名門高校の太っちょモーガン。女装パフォーマーの美少年、小丙。彼らの伸びやかな笑顔と飾らないおしゃべりに感染せずにはいられない。

『綿打ち職人』“Beijing Cotton-Fluffer”
(2005年7月29日(金) 20:00〜・8月5日(金) 18:00〜・8月20日(土) 16:00〜・8月26日(金) 20:00〜)
『綿打ち職人』中国/1999年/中国語/モノクロ/ビデオ/78分
監督・編集:朱伝明(ジュー・チュアンミン)
YIDFF'99 アジア千波万波 奨励賞受賞

■ 故郷を離れ北京で古い綿布団を打ち直す仕事を始めた青年。道端に住み、お客を待つ。北京電影学院の学生監督が同年輩の彼と知り合い、日常生活の記録を始めた。監督はフィクションの次作『山の上』(2003)で待望の若手としてロッテルダム映画祭などで脚光を浴びた。



『科特隊 宇宙 “映画” 大作戦』

最初は23cmのペンシルロケットだった
『ロケット開発のパイオニア』(2005年7月31日(日) 17:00〜)
『ロケット開発のパイオニア』2002年/ビデオ/22分/カラー/
企画:NASDA 宇宙開発事業団/製作:日本宇宙フォーラム+メディアアトリエ

■ 宇宙開発に生涯を捧げた、ツィオルコフスキー(ロシア)、ゴダード(アメリカ)、オーベルト(ルーマニア)、フォン・ブラウン(ドイツ)、コロリョフ(ソ連)、そして糸川英夫。日本初の試験ロケット「ペンシルロケット」など、貴重な記録フィルムを駆使しながら先駆者たちの偉業に迫る。フリッツ・ラング監督もオーベルトのロケットを使って『月世界の女』を撮影しようとしていた!(上映協力:宇宙航空研究開発機構[JAXA])

科特隊隊員も撮影!最新鋭ロケットの記録
『M―V 宇宙(そら)へ』(2005年7月31日(日) 17:25〜)
『M-V 宇宙(そら)へ』1997年/ビデオ/48分/カラー/
企画:ISAS 文部省宇宙科学研究所/製作:電通+電通テック/脚本・演出:井上 勤/
撮影:滋沢雅人・鈴木完周・山崎賢次ほか(科特隊隊員・加藤孝信も参加しました!)

■ 1997年2月12日、鹿児島県内之浦の観測所から打ち上げられた大型ロケットM―V(ミュー・ファイヴ)の開発工程と発射の様子をフォトジェニックに捉えた一大記録篇。官能的な動きを見せるさまざまな内部装置、そして四方八方から撮影された打ち上げの瞬間は祝祭的な歓びに満ちる。秋田県の実験場で行われた水平噴射の燃焼実験もとんでもない迫力!(上映協力:宇宙航空研究本部[ISAS])

“すだれ”が謎の星をつかまえた!
『X線天文学への道』(2005年7月31日(日) 18:20〜)
『X線天文学への道』1968年/16mm/21分/カラー/企画:文部省/製作:岩波映画製作所/
脚本:吉原順平/演出:矢部正男/撮影:中山正昭/音楽:菊地雅春

■ 強いX線を出す天体を光学的に観測する新分野、X線天文学を解説した天文学映画屈指の名作。1966年、東京天文台岡山観測所が、光の入射角を検知する「すだれコリメーター」を使ってさそり座X線の光学的同定に成功した。謎に包まれていたX線星の正体が明らかになり、その後X線天文学は日本の「お家芸」とまで呼ばれることになる。(上映協力:東京都立日比谷図書館)

厳寒のハワイ(!)にそびえる大望遠鏡
『マカリィ 大きな島の星の子たち』(2005年7月31日(日) 18:45〜)
『マカリィ』2000年/ビデオ/39分/カラー/製作:U.N.Limited+星空上映実行委員会/
演出:今泉文子/撮影:西川 宏・田島正晴・太田耕介ほか/音楽:野田晴彦/
語り手:イルカ

■ 近年の日本天文学界最大の話題、ハワイ島マウナケア山頂の大型赤外線望遠鏡「すばる望遠鏡」の建設記録で、本作『マカリィ』はそのこどもバージョン(おとなバージョンは『未知への航海』)。「すばる」で働くスタッフと家族の暮らしをこどもたちの視点から語る。ラスト、一晩の星の動きをあっという間に体験できる、微速度撮影による満天の星空が圧巻!(上映協力:U.N.Limited)



短篇調査団(13)『パンの巻』

『生きているパン』(2005年8月24日(水) 20:00〜)
1948年/18分/白黒/16mm
製作:日本映画社/プロデューサー:石本統吉/
演出:奥山大六郎/原作:太田仁吉/撮影:小林米作

■ イースト菌の働きを顕微鏡と微速度撮影で捉え、戦後食糧難の時代に興味深く観られた。美しいミクロ撮影で知られる小林米作氏は今年7月15日に満100歳の誕生日を迎えた(小林氏はその後、2005年11月6日にご逝去されました。ご冥福を心よりお祈りいたします)。

東京シネマ新社HPにて「小林米作 動画配信サイト」と題して『生命誕生』(1963)他のストリーミング画像(全編)を公開中!!

『選ばれた乳酸菌』
1965年/18分/カラー/16mm
製作:東京シネマ/企画:ヤクルト/プロデューサー:岡田桑三/
演出・撮影:小林米作/演出:渡辺正己/脚本:吉見泰/
撮影:武田純一郎・小林正徳・高岡成好・長谷川高久・平福貞文

■ 人間の腸の中で整腸の働きをする乳酸菌に着目して、この細菌を中心に悪性の細菌との関係、腸の細胞との関係などを顕微鏡微速度撮影を駆使して追求します。科学者は、この細菌を人為淘汰して乳酸菌シロタ株を育てました。これを大量に腸におくりこんで、腸の健康を守ろうという試みが成功したのです。

『動くカクテルブック』
1962年/17分/カラー/16mm
製作:岩波映画製作所/企画:寿屋(現・サントリー)/
プロデューサー:吉野馨治・田中清広/演出:羽仁進・的場晴/
脚本:伊勢長之助/撮影:狩谷篤

■ 醸造酒、蒸溜酒、混成酒を混ぜ合せてつくる飲みもの・カクテルはアメリカで生まれた。代表的なマンハッタン、ジンフィズなどのつくり方を実演し、種々のカクテルを紹介すると同時に道具類、洋酒類などは、どんなものを揃えればよいかを説明していく。

『私はバター』
1966年/10分/カラー/16mm
製作:日生劇場映画部/企画:牛乳乳製品普及会/
プロデューサー:二宮吉朗/演出・脚本:瀬川晃/撮影:佐藤昌道

■ バターの消費量はここ数年かなりの伸びを示しているが、わたしたち日本人はもっとバターをとり入れてもよいのではないだろうか、豊富な栄養を含んでいるバターの利用をうったえる。

『酵母』
1964年/27分/カラー/16mm
製作:日本産業映画センター/企画:朝日麦酒/
演出:大沼鉄郎/脚本:八幡省三/撮影:木塚誠一

■ 醗酵をおこす微生物酵母の性質とその品種改良の過程を、ビール工場での研究の様子を通して紹介したもの。



短篇調査団(14)『翼の巻』

『日本の翼』(2005年9月14日(水) 20:00〜)
1965/30分/カラー/
製作:東京パブリシティセンター/企画:日本航空/プロデューサー:藤井知至/
演出・脚本:武田敦/撮影:佐藤正・佐藤昌道/監修:亀井文夫

■ 世界に飛翔する日本の翼、日航の現状と将来を描きながら航空知識の普及と事業の発展過程とを写し出す。

『とぶ 飛ぶと跳ぶの関係』
1985/20分/カラー/
製作:岩波映画製作所/企画:科学技術庁/
プロデューサー:片野満/演出:益田仁/脚本:牧衷/撮影:中谷英雄

■ モンキーハンターの問題から人工衛星、飛行機、ロケット、更に体の大きさと飛び方の関係、秩父の竜勢祭へと展開し、根本原理から眺めると思いもかけぬ現象の間の関連が見えてくるという科学の目の面白さを伝える。

『のり平アメリカ紀行』
1965/40分/カラー/製作:日本ドキュメントフイルム/企画:日本航空/
プロデューサー:鶴岡正夫/演出:小島義史/脚本:亀井文夫/撮影:関口敏雄

■ 言葉の弊害なしにアメリカ合衆国を旅行できるJALパックの実際的紹介。三木のり平が案内してアメリカの各地をみて廻る。



『山崎幹夫特集上映』

『極星』(2005年9月23日(金・祝日) 13:00〜)
『極星』(1987年/8mm/75分)

■ 友人のリョウを主人公にして、行き当たりばったりの映画を作り始めた私はやがて行き詰まってしまう。しかたなく、カメラを手に自分の日常を記録し始める。自分の部屋からの流れ行く雲のコマ撮りや、飼っているうさぎの死産と埋葬。そうして私じしんも父親から8ミリで撮られていたことを思い出す。やがて私は数年前につくった映画に出演してくれた女性にもう一度会うため、北陸へと旅に出る。久々に会った彼女には、もうすぐ4歳になる子どもがいた。

『猫夜』(2005年9月23日(金・祝日) 14:45〜)
『猫夜』(1992年/8mm/80分)

■ セルという友人がエジプトから8ミリを送ってくれて、そのまま行方不明になる。それをきっかけに私は『極星』では被写体だったリョウとカーコに8ミリカメラを渡し、彼らじしんによって身の回りを撮ってもらうことにした。カーコは息子をひたすら撮り、リョウは彼の酔っぱらいの日々を撮ってきた。私はインドへ旅に出る。まとまりなく提出され、つなぎ合わされたフィルムのかたまりは、日常のなかにひそむ未知なもの、日常と非日常は常に背中合わせになっていることを教えてくれたようだ。

『虚港』(2005年9月23日(金・祝日) 16:35〜)
『虚港』(1996年/8mm/80分)

■ テレクラにはまって自堕落な日々を送る「私」は、出会った女に「あなたミッキーでしょ」と言われる。それは児童施設で働いていたときのあだ名だ。しかし女のことが思い出せない。そこで女を撮影することを口実に、その正体を暴こうとする。サスペンス的な展開が中途から一変して、メタフィクション的な映画へとすり替わっていく。「嘘だ、フィクションだ」の号令のもとに、物語それじたいが滑っていくジェットコースタームービー。最後はインドミュージカルを披露する破天荒な展開に。



短篇調査団(15)『うずの巻』

『うずの世界』(2005年9月28日(水) 20:00〜)
1976/15分/カラー/製作:岩波映画製作所/企画:科学技術庁/
プロデューサー:片野満/演出・脚本:桑野茂/撮影:小村静夫

■ 流れのある所はほとんど生まれるうずの世界―うずはどうして生まれるのか、私たちの生活とどんなかかわりをもっているのか。身近なうずの現象を科学的な眼でとらえ、うずの美しいイメージの世界へ招く。

『波の力』
1977/14分/カラー/製作:東京シネマ新社/企画:科学技術庁/
プロデューサー:岡田桑三/演出・脚本:岡田一男/撮影:谷口常也

■ 海洋科学技術の開発に不可欠な海の波について基本的なことを明らかにし、波に対する技術の現況一消波、波動ポンプ、波力発電などを紹介する。

『あなのふしぎ』
1978/17分/カラー/製作:シネ・サイエンス/企画:科学技術庁/
プロデューサー:戸田祥一郎/演出・脚本:武田純一郎/撮影:長谷川高久・杉山章

■ 生きものは「あな」と関りをもち、人間は穴の特性を利用して、色々なものをつくる。それは生体の中の小さな穴とよく似ている。穴の性質や働きを巧みに取込んだ人間の知恵を発見できる眼を子供に期待する。

『動きまわる粒 気体と液体の分子』
1970/18分/カラー/製作:岩波映画製作所/プロデューサー:牧衷/
演出:佐藤圭司/脚本:金重義宏/撮影:吉瀬昭生

■ 砂を振動させると水のように流れたり,表面が平らになったりします。振動する砂粒と液体の相似性から,振動する砂粒が浮力を示すか,という問題に進み,実験によって液体の分子運動を推論し、ブラウン運動を推論し実験します。さらに煙を使って気体もブラウン運動をすることを示し,気化の際の体積膨張は分子自体の膨張によるものか,分子が空間を飛びまわるようになるためか,という問題を提出し,液体と気体の拡散速度のちがいから気体分子の姿を確かめます。

『りゅうの目のなみだ』
1981/20分/カラー/製作:学習研究社/プロデューサー:原正次・石川茂樹・笹原信雄/
演出:押井守/脚本:富田祐弘/音楽:菅野由弘

■ 村の人々を苦しめる恐ろしい竜が山にいるという噂を確かめに、一人の少年が竜に会いに行く。竜は少年の美しい心に感動して涙を流し、村の子供のために尽くそうとする。優しい心を育くもうとするアニメーション。


短篇調査団(16)『血液の巻』

『胃カメラの進歩』(2005年10月5日(水)・20:00〜)
1966/22分/カラー/製作:日本映画新社/企画:オリンパス光学工業/
プロデューサー:岡田弘/演出・脚本:北村隆子/撮影:潮田三代治/
音楽:染谷欣吾

■ 胃病やガンの早期発見などに絶大の効果を発揮して現代医学に貢献しているものに胃カメラがある。オリンパス光学工業が世界に誇る各種の胃カメラを、実際に使用されている例によって紹介する。

『血液 止血とそのしくみ』
1962/26分/カラー/製作:桜映画社/企画:中外製薬/プロデューサー:村山英治/
演出・構成:杉山正美/撮影:塩瀬申幸/音楽:一柳慧/効果:大野松雄/
解説:川久保潔

■ 生物が赤い血液をもつようになるまでには何億年かを要した。この血は栄養や酸素を選び、ばい菌を殺す。生体の維持防衛に大きな働きをしているが、その一つに出血すると血は固まって、しかも血管の中では決して固まらない、複雑巧妙なしくみをもっている。映画はこれを追求して、今までつかみ得なかった幾つかの問題を解明し新しい活躍を投げかけている。

『ふしぎなくすり』
1965/14分/カラー/製作:電通映画社+エコー/原作:星新一/
プロデューサー・脚本:村治夫/演出:岡本忠成/撮影:吉岡謙/音楽:真鍋理一郎

■ 世界的な科学者エフ氏が不思議な薬を発明したニュースを聞いた怪盗ドロンと部下のトンキーが早速盗みに入るが、この薬は…?人形のもつファンタスティックなイメージとSFものの意外性による面白さによって子供たちに健康な娯楽を与える。新形式なアニメもの。

『赤ちゃんと血液型』
1967/30分/カラー/製作:学習研究社/プロデューサー:原正次/
演出:畑正憲/脚本:秋山智弘/撮影:岩間勇水

■ 新生児の重い黄だんによる脳性マヒは、幼い生命を危くする。原因の母と子の血液型不適合とは何だろう。一人の赤ちゃんの例を通してその適切な処置を描いたもの。



短篇調査団(17)『入門の巻』

『彫塑の表現』(2005年10月26日(水)・20:00〜)
1972/21分/カラー/製作:岩波映画製作所/企画:日本映画教育協会/
プロデューサー:田村勝志/演出・脚本:坂口康/撮影:八木義順

■ 鑑賞や創作以前の物の形に対する知識や観点を与えることがねらいで、「物を見る眼」を養なう。

『8ミリ映画製作の手引』
1974/30分/カラー/製作:東映教育映画部/
演出・脚本:山下秀雄/撮影:北川英雄

■ 8ミリを自作することには撮りっぱなしから、編集、録音まで、苦労と楽しみがある。8ミリ映画の実感的理解に役立てるため製作。

『演劇入門 ジュリアス・シーザー』
1967/40分/パートカラー/製作:学習研究社/
プロデューサー:原正次・石川茂樹/演出:小野豪/脚本:伊藤純/撮影:金井勝

■ サークル活動指導のため、シェイクスピア劇の本読みから立げいこ、また衣裳合わせ等、ひとつの演劇をくみたててゆく過程を劇団「雲」の公演によって組みたててゆく。



『科特隊 秋の昆虫映画採集』

厄介な隣人を密着取材!観る方もカユい労作
『蚊―日本百科映画大系―』(2005年11月6日(日)・16:00〜)
『蚊』1954年/12分/白黒/製作:岩波映画製作所/
プロデューサー:吉野馨治/演出・撮影:吉田六郎/脚本:小口八郎

■ 蚊や蝿の駆除が国民的課題だった頃、その対策にとどまらず、昆虫としての生物学的な理解を深めていく作品。中谷宇吉郎博士のもとに集まった岩波映画創立スタッフが「撮影のためなら」と血を吸われるカユい労作。(上映協力:日比谷図書館)

大田区にモンシロチョウ団地出現?!
『モンシロチョウ』
『モンシロチョウ』1958年/17分/白黒
製作:学習研究社/演出・脚本:石川茂樹/撮影:清水ひろし

■ 子供たちにモンシロチョウの生態と正しい飼育観察法を紹介する教材映画。「昆虫博士」の異名を持つ石川監督と学研スタッフの様々な工夫に注目。圧巻は羽化を観察するためにサナギを並べた「モンシロチョウ団地」!(上映協力:日比谷図書館)

我らがお蚕様、モスラの一生
『かいこ』
『かいこ』1964年/20分/カラー製作:科学映画研究所/
プロデューサー:吉田六郎/演出・脚本・撮影:土屋祥吾

■ 生糸のために人類が遥か昔から飼ってきた「かいこ」の生態を徹底観察。マユから羽化するとすぐに交尾・産卵して一生を終える「羽があっても飛べない蛾」の、数奇にして神秘的な美しさに思わず引き込まれます。(上映協力:日比谷図書館)

「虫の目レンズ」で迷い込む、等身大のバグズ・ライフ
『草間の宇宙』(2005年11月6日(日)・17:10〜)
『草間の宇宙』1999年/17分/カラー/製作:栗林自然科学写真研究所/
演出・撮影:栗林慧/音楽:富樫春生

■ 草間に住む昆虫たちの生活を、自作した直径8mmの「虫の目レンズ」でとらえた、目からウロコの新型昆虫映画。まるで自分が昆虫になった気がする不思議なアングルは、スクリーンで見るとさらに迫力満点です!!(上映協力:栗林研究所)

賛否激突?昆虫版『子猫物語』!!
『ムシムシ海へ行く』
『ムシムシ海へ行く』1974年/15分/カラー/製作:学習研究社/
プロデューサー:原正次/脚本:渡辺隆平/撮影:高綱則之

■ まだ見ぬ大海を目指し丸太の舟に乗り込んだ6匹の虫たち。カニやカエルと出会ったり、カマキリに襲われたりの大冒険…生きた(?)虫たちを起用した劇構成は賛否分かれるところですが、頭のネジを何本か外してご覧ください!(上映協力:日比谷図書館)

壮絶!昆虫社会の生き残りスペクタクル
『自然界のつりあい 動物の数は何できまるか』
『自然界のつりあい』1972年/25分/カラー/東映教育映画部/
製作:布村建/演出・脚本・撮影:川崎龍彦

■ アメリカシロヒトリの卵10,116個の何%が成虫になれるかを克明に記録。孵化した幼虫たちに降りかかる数々の危機!鳥に喰われ、ハエに寄生され、カビにたかられ…自然界の巧妙なメカニズムを生き残るのは果たして何匹か?(上映協力:日比谷図書館)


短篇調査団(18)『東京の巻』

『変わる東京地図―赤坂界隈―』(2005年11月9日(水) 20:00〜)
1967/20分/カラー/製作:日本技術映画社/企画:鹿島建設/
プロデューサー・脚本:岩佐氏寿/演出・脚本:大内田圭弥/撮影:長岡隆

■ 東京はめざましく変貌してゆく、とくに赤坂界隈は新しい東京の中心としてクローズアップされてきた。この附近の変貌の基礎づくりに鹿島建設は大きな役割を果している。

『人間の土地―多摩ニュータウン計画―』
1968/21分/カラー/製作:日本映画新社/
企画:東京都・日本住宅公団・東京都住宅供給公社/
プロデューサー:岡田弘/演出・脚本:粕三平/撮影:林田重男

■ 都市の計画は一個の建築物の設計と異なり、より複雑な要素を把握、予見しなければならない。そうした作業を現在ある街の姿の中から映像的に表現する事によって浮きぼりにしたものである。

『東京の下町』
1975/24分/カラー/製作:日本記録映画作家協会・東京を記録する会/
企画:東京都教育庁文化課/演出:木村荘十二/演出・脚本:浅野辰雄/撮影:井上莞

■ 江戸時代、隅田川に沿った神田、日本橋、京橋、浅草あたりは町人の住む町として誕生し、今もいろいろな形で江戸が生き続けている。江戸町人のエネルギーが受け継がれた無形文化財、伝統技芸の数々を紹介する。

『坂―くらしの中の風景―』
1985/32分/カラー/製作:岩波映画製作所/企画:文京区/
プロデューサー:陣内直行/演出:時枝俊江/撮影:成瀬慎一

■ 文京区には100を越える坂があり、ほとんどが江戸時代のものである。文学と深いつながりをもつ坂も多い。坂の名前のいわれ、朝昼晩、四季の中で変化する坂の表情を追って、そこに生きた人々や暮らしをたずねる。


『あしがらさん』上映会

『あしがらさん』(2005年11月11日(金) 20:00〜)
『あしがらさん』2002年製作/ビデオ/73分 取材期間:1998年〜2001年
監督・撮影・編集・ナレーション・製作:飯田基晴/音楽:梅津和時 他
配給:「あしがらさん」上映ネットワーク
※1999年より毎年、撮影した映像を追加・再構成し発表

■ [ストーリー紹介]
1998年、カラスが鳴く新宿駅西口の早朝、「あしがらさん」は飲食店のゴミ袋を引きちぎり、汚れた残飯を口にする。当時66歳、どれほどの歳月をここで過ごしたのだろう。ひどく丸まった背中でゴミにすら見える荷物を持ち歩き、誰とも関わらない。作者は、あしがらさんの過酷な暮らしぶりとポツポツと語られる言葉を、記録していく。
ある日、都内の病院に救急搬送されたあしがらさん。衰弱と心不全から顔はむくみ、訪れた作者に応える声も弱々しい。しかし入院生活が落ち着くと「モク(タバコ)ねえのか」と、駄々っ子のような一面も見せ始める。ケースワーカーがあしがらさんに、退院後の希望を聞くが話は噛み合わない。見かねた作者が思わず声をかける。「野宿か部屋かどっちかなんだよ」。「野宿はイヤだよ」。
こうして宿泊施設に移ったあしがらさんだが、しばらくすると再び路上に戻っていた。
2000年12月24日のクリスマスイブ。作者は新宿のガード下で弱り切ったあしがらさんを発見する。「ダメだ、もう。助けてや」。翌日支援者たちに付き添われてあしがらさんは新宿区役所へ向かった。重い荷物を引きずりながらようやく着いた区役所前、支援者に何度も促され、ついに大量の荷物を手放し歩み出す。
区役所ではシラミを落とすためにシャワーを浴びる。冷たいシャワー室の中でパイプ椅子にぽつんと座り、傷んだ身体を映す作者に向かって「あんただけは信じるよ」とあしがらさんは何度も繰り返す。
再び病院に入院するも、退院後はどうなるのか。行き先によっては前回のように路上に戻ってしまうことにもなりかねない。作者は、地域生活支援ホーム・おもかげ舎を運営する後藤浩二に相談し、一緒に病院を訪れる。「(おもかげ舎の)職員になれんのか?」とあしがらさんにはズレも見られるが、とにかく入所が決まる。だが、おもかげ舎に着くと、玄関で靴を脱ぐことすら忘れてしまっていた。
最初は戸惑いもあった集団生活だが、そこで初めて他人に「受け入れられた」と感じられたのか、あしがらさんも少しずつ慣れてゆく。そして楽しみはデイサービス「ゆうゆう」。鮮やかな造花や衣装を身にまとい、屈託のない笑顔でみんなとフラダンスを踊る。「長生きしようよ、お互い」と語りかけるスタッフにも、あしがらさんは笑顔で耳を傾ける。
カメラは再び新宿の路上へ。かつてあしがらさんが食べ物を漁っていた場所では、別の人がゴミ袋を漁っていた。


『映像作家・瀧健太郎上映会』

『虚構の砦』Fort of the Fabrications(2005年11月18日(金) 20:00〜)
『虚構の砦』2004年/カラー/ビデオ/32分
山形国際ドキュメンタリー映画祭 2005「アジア千波万波」出品作品
Split Film Fesitival2005入選(クロアチア)
ハンブルグ・ショートフィルム・フェスティバル2005入選(ドイツ)
ボーフム国際ビデオ・フェスティバル2005企画者賞受賞(ドイツ)

■ メディア社会と言われて久しいが、果たして我々は日常においてメディアそのものの問題を認識することがあるだろうか。恐らく井戸端会議の愚痴としてそうした機会はあるかも知れない。そうではなく、この作品は普段我々が目にしている現代社会の様子をある視点を持って捉えようとしている。メディア社会・情報社会と呼ばれる現代社会を読み抜き、分析する道具として自覚的にビデオ・メディアを用い、その映像のもつ意味と記号の差異から、現代の都市像の偽りの姿として捉え、その虚構性に迫ろうとしている。

大袈裟かもしれないが近代性を考える場合、日本は「近代」なるものとその「近代への批判」とを同時に輸入してしまったようだ。(あるいは『近代』なるものを未だ取り込めていないのでは、と訝る考えもある。)そのため、この環境下でそうしたジレンマにあえて挑むことで、政治や科学、哲学と違った芸術表現というアプローチから独自のメディアの可能性を探ることは十分可能である。
その論理展開と結論はいささか強引で、観客はその皮肉さと空虚さに不快感を覚えるかもしれない。しかし今日の都市空間や生活環境そのものがビデオ・メディア化(=電子映像化)している状況に我々があまりに無頓着であるため、そうした自らの前に立ちはだかるその壁を見つめなおすためにはビデオ・メディアの冷たさ、空虚さ、そしてその虚構性に能動的に挑まなければならないのではないか。

『Encode-Excode』(2005年11月18日(金) 20:35〜)
『Encode-Excode』2005年/カラー/ビデオ/30分
新作ビデオ

■ 発言や発話において、話し手の意図は文字や言葉にコード化(符号化)され、読み手はそのコードを読み取り、ある意図を汲むことになる。映像やアート作品においても、作者の考えが映像や音声に符号化され、観客はその読み解きを行っているのである。このコード化(Encode)と読解(Decode)において、伝達される情報・命令とは果たして何か。また、起こり得る不必要な情報発信と、まったくの誤解された読解、そしてそれらを逸脱した非コード化(あるいは非読解)と言うべきExcodeについて考える、映像作品が映像作品自身の伝達性について言及しようとする試み。


鈴木志郎康監督上映会『極私的に662分』

『風の積分』“Integration of Winds” (2005年11月26日(土) 12:00〜)
『風の積分』1989/8mm(全23巻)/420分/COLOR
映写担当:山崎幹夫

■ “1988年7月1日から89年6月30日まで、渋谷区代々木上原の自宅の3階の南西に向かう窓から、昼夜連続して、「ライキナ・スーパー」という8ミリカメラにマノンワイダーというアタッチメントを付けて、ほぼ150度ぐらいの画角で、自動シャッターの設定で連日撮影した。始め、隣の家が出来るまでと思ったが、昭和の最後の空から平成の初めの空を撮ろうと思うようになった”(以下、作品解説は鈴木志郎康監督)

『15日間』“15 Days” (2005年11月27日(日) 13:00〜)
『15日間』1980/16mm(VIDEO版上映)/90分/COLOR

■ “『草の影を刈る』(1977)でおよそ3年に渡る日記映画を作ったが、日記映画には自分のまともに撮影されていないことに気づき、自分の姿を映像にした『写さない夜』(1978)をカメラマンを立てて作った。しかし、納得がいかず、自分で自分を撮るということの実践として『15日間』を作った。当時、自分が写っているので、作品と成立しているか、ちょっと悩んだ”

『眺め斜め(宗教学者・中沢新一)』“Looking Obliquely” (2005年11月27日(日) 14:45〜)
『眺め斜め』1983/16mm(VIDEO版上映)/52分/COLOR

■ “人間にとって「眺める」ということはどういう意味を持つか、ということを、宗教学者の中沢新一さんにチベットでの修行体験を語って貰って、わたし自身の沖縄旅行で得た原風景と思える映像と、次男の誕生シーンなどを合わせて構成した。「眺める」ということは、人にとって「再生」を意味するということがわかった。映像表現の本質を考える道筋を辿った作品”

『極私的にEBIZUKA(彫刻家・海老塚耕一)』“EBIZUKA in My Own Field” (2005年11月27日(日) 15:50〜)
『極私的にEBIZUKA』2001/VIDEO/40分/COLOR

■ “彫刻家の海老塚耕一さんは、多摩美のわたしの授業の一部を担当して貰うことで知己を得た人。考え方が本質を踏まえた上で挑戦的でねばり強い人と分かって、是非とも海老塚さんをわたしの作品にしたいと思った。海老塚さんは主に野外に作品を置くので、瀬戸内海の島や山の中に置かれた作品を訪れて撮影して、その海老塚さんの芸術表現のあり方を語った作品”

『日没の印象』“Impression of Sunset” (2005年11月27日(日) 16:35〜)
『日没の印象』1975/16mm/24分/B&W

■ “個人映画ということをはっきり意識して作った最初の作品。当時、NHKで16ミリフィルムカメラマンとして働いて、組織の作る映像と個人的表現の映像とは違うということを自覚した。その時、37,000円で売っている中古の「CINE KODAK-K」で市販の16ミリフィルムが使えることが分かって、早速購入して、家族を撮影するところからスタートした”

『極私的に遂に古希』“After All, I'M 70 Years Old” (2005年11月27日(日) 17:00〜)
『極私的に遂に古希』2005/VIDEO/36分/COLOR

■ “最近作の作品。70歳を迎える前年、膝の老化のために街中で転倒したのを切っ掛けに、体操を始めて膝の痛みを克服する。そのことから身体のあり方が優先するようになる。周囲の演劇をやる若い人達の姿にも触発されて、単刀直入に生きる極私的ラジカリズムということを考え、実践しようと思うようになる。「山形国際ドキュメンタリー映画祭2005」で上映される”



短篇調査団(19)『地震の巻』

『マグニチュード7.9―地震予知の科学―』(2005年11月30日(水) 20:00〜)
1972/27分/カラー/製作:岩波映画製作所/企画:科学技術庁/
プロデューサー:高橋宏暢/演出・脚本:桑野茂/撮影:竹内亮

■ 地震に関する最も新しい知識を紹介するが、同時に地震の恐ろしさも教え、防災対策を忽せない事を説いている。

『日本の地すべり』
1973/30分/カラー/製作:全国農村映画協会/
企画:日本林業技術協会/プロデューサー:福森友久/
演出:荒井英郎/脚本:小野春夫/撮影:阿部義則

■ 日本の地すべりの概要を主として、科学的な技術と治山土の立場からみた工法を紹介して多くの国民と林業、土木、建設関係者に役立てたいと考え製作したもの。

『洪水をなだめた人びと―治水と水防にみる先人の知恵―』
1997/30分/カラー/製作:文化工房/プロデューサー:桂俊太郎/
演出・脚本:田部純正/撮影:高橋慎二・戸塚均

■ 先人たちが自然に対して生存を賭けた「水防と利水」の苦闘の跡を全国に訪ねる。水の力を巧みに操った武田信玄の独創性。加藤清正の自然に対する鋭い洞察力。彼らの治水事業を紹介し、自然と技術が見事に融合した卓抜な戦略を検証してゆく。



『小川プロ訪問記』『帰郷』上映会

『小川プロ訪問記』(2005年12月3日(土) 19:00〜)
『小川プロ訪問記』1981年/16mm/50分
製作・演出:大重潤一郎/撮影:堀田泰寛/出演:小川紳介・大島渚

■ 〜日本映画史に輝く二大巨匠の邂逅〜
1960年代から1970年代にかけての日本は、政治、経済、社会、あらゆる面で激動の時代であった。そうした中、日本映画界も時代に正面から取り組む先鋭的な作品が発表された。その象徴的存在が、記録映画界の小川紳介であり、劇映画界の大島渚であった。その二人が大島が小川を訪問する形で対話することとなった。今、思えば、両者とも最も元気があった頃で、その雰囲気を映画は半永久的にとどめてくれている。映画が映画界の歴史の1コマに役割を担った希少な例といえよう。

『帰郷 ―小川紳介と過ごした日々―』(2005年12月3日(土) 20:00〜)
『帰郷』2005年/DV/40分
監督:大澤未来・岡本和樹/演出:大澤未来/撮影:岡本和樹/録音:田中絵里
出演:飯塚俊男・木村迪夫・木村シゲ子・漆山輝彦・花屋義男・木村正喜・木村ミツ・木村義廣

■ 山形県上山市にある小さな部落、牧野村。かつてこの村に、映画製作集団小川プロダクションが約20年にわたり住み着き、稲を育て、共同生活をしながら映画を製作した。長年、助監督として小川プロを支えた飯塚俊男さんにとって、小川プロでの生活、監督小川紳介と過ごした日々は何であったのか。村人にとって、小川プロは何であったのか。一人一人の心に残る小川プロの幻影。思い出を語る人々の姿から、現在の人々の生を記録する。



短篇調査団(20)『画家の巻』

『梅原龍三郎―北京―』(2005年12月14日(水) 20:00〜)
1973/24分/製作:岩波映画製作所/企画:吉井画廊/
プロデューサー:下村雅彦/演出:坂口康/撮影:八木義順

■ 「美しい時代」のフランスに学び、ルノアールに師事し、西洋の油絵技法と東洋の美の伝統を1つに結びつけた梅原龍三郎の画業のうち、最も充実した時期である北京時代の作品を氏の回想とともに紹介する。

『ちひろの四季』
1979/28分/製作:独立企画/企画:いわさきちひろ記念事業団/
監修・脚本:松本猛/プロデューサー:増田健太郎/
演出・脚本:秋吉宣子/撮影:瀬川浩/音楽:あかのたちお/語り:高田敏江

■ 「私には、子どもの魅力は限りないのです…」童画家、いわさきちひろが生涯描き通してきた子どもへの限りない想いは、美しい日本の四季のなかで、自由に息づきはばたいています。楽しい音楽とともに動く絵本として描きます。

『ゆうかんな守衛さん―プンプンおやじ―』
1960/10分/製作:おとぎプロ/原作・監督:横山隆一/
演出・作画・撮影:小松義幸・山本栄一(山本暎一)

■ ギャングに殺された守衛さんが、天使になってこれを退治し、安心して大きなくしゃみをしたところで生き返る。

『はだかの天才画家 山下清』
1957/35分/製作:日本映画新社/演出・脚本:西沢豪/
撮影:白井茂/語り:河合坊茶

■ 才能の芽生えから、学園生活・放浪生活を繰り返し、画家としての地位を得るまでの創作活動の足跡を辿り、永遠の少年の心を持った放浪の天才画家・山下清の実像に迫る。貼絵の創作情景は丹念で几帳面な彼の生活を如実に物語っている。

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